@article{oai:junshin.repo.nii.ac.jp:00000585, author = {村中, 光}, issue = {13}, journal = {純真学園大学雑誌, Journal of Junshin Gakuen University}, month = {Mar}, note = {9000014332075, 医療と戦争との関連を考えるにあたり、元来医療と医学は別物であることを認識しておく必要がある。すなわち医学とは学問であり科学であるのに対し、医療は患者に対して施す治療を指し明確に区別されている。周知のことと思うが、医療はヒポクラテスにより医業として確立され、命の尊重、プライバシー保護、万人平等に尽くすこと、守秘義務、といった「彼の誓い」は医療を行う上での普遍的大原則として時を経た現在でも受け継がれているし、教育にも反映されている。しかし文明の発達にともない、呪術的医療観、思弁的医療観から自然科学的世界観に基づく医療観へと変化し、生物の働きを機械的論理でとらえ、検証可能な理論で説明できる西洋医学が世界の潮流となっていった。その結果、医療と医学あるいは科学技術の一体化が進むことにより、現代の医療は急速に進歩した。しかしその一方で、戦争の影響を受けた医療の経験と技術的な進展が今日の我々をとりまく医療行為をかたちづくってきたのも紛れもない事実である。そこで本稿では医療が戦争に利用されていること、また現代医学の重要な部分が戦争に由来すること、そしてそのことが現代医学にどう影響しているかを概説する。}, pages = {1--6}, title = {【特集】戦争と医療}, year = {2023}, yomi = {ムラナカ, トオル} }