@article{oai:junshin.repo.nii.ac.jp:00000587, author = {森川, 惠子}, issue = {13}, journal = {純真学園大学雑誌, Journal of Junshin Gakuen University}, month = {Mar}, note = {9000414239392, X線は1895年レントゲンの発見当初から,体内の異物の検出に威力を発揮するだろうと言われていたが,X線発見の創成期において医学への応用,普及に最も積極的であったのは軍であった.X線発見からわずか半年後の1896年には,X線検査によって体内の残留銃弾を確認し,戦傷の診断・治療に初めてX線が利用された.特に遺残銃弾や骨折が不明確な場合のX線撮影において,その有用性は明らかであった.透視技術の発見と相まってX線の利用は戦時下で広く普及していき,1898年には発電機の改良により野戦病院でもX線装置が使用された.第一次世界大戦勃発後は,ポータブルX線装置と発電機を車に搭載した移動型X線車により,前線でも数多くの負傷者が救われた.現在の画像診断装置の礎となるX線技術の開発は、当時頻発していた戦争によって,軍事医学において大きく進歩することとなった.}, pages = {15--25}, title = {【特集】戦争とX線}, year = {2023}, yomi = {モリカワ, ケイコ} }